29歳で3回目の転職です。
年齢の割には転職多いので、厳しい戦いになるかと思いましたが、想定よりは普通に決まりました。
何回か転職して、前職ではいろんな会社に常駐してますから、
年齢の割には、会社の良し悪しとかチームのレベルがある程度予想できると思うんです。
完全に主観ではありますが、第2新卒ぐらいの人向けに少し情報共有したくなりました。
まずはじめに、転職エージェントの求人票の9割はゴミです。
これが転職の多くが斜め下のキャリアパスになる原因です。
ゴミにもいろいろ種類があって、残飯みたいなゴミと、賞味期限切れだけどまだ食えるゴミがあるんですね。
残飯求人っていうのは、みんなのあまりものです。どの残飯も見た目が同じです。あと残飯処理には十分な予算がありません。
採用面接ではどこもにたーっとしながら同じことを言います。
「ここには美味しい肉がありますよ!!」
はい、嘘です。腐った肉か、犬の肉です。万が一、霜降り和牛だったとしても自分の取り分ではありません。
入社後に話が違うって喧嘩したくなりますが、内定通知書などに記載がない可能性が高いので、喧嘩すらまともにできないでしょうね。
こういう会社は人件費より求人にカネをかけてるのか、不自然なくらい転職エージェントが勧めてくる事がありますが、ほっとけばいいです。
賞味期限切れ求人は、現職と同様に賞味期限切れですが、現職と比べても特段悪く見えないので、アリかなって思いがちです。実際入社しても現職と同様に働けます。内定の確度も高いので、回転率上げたい転職エージェントが沢山紹介する種類の求人です。ただし、入社から3ヶ月ぐらいすると前職と同様に消費期限を気にすることになります。
9割のゴミ求人を紹介し迷惑メールしてくる転職エージェントは間違いなく当てにしてはいけません。
大抵のエージェントで入会時に面談が1時間ありますが、希望を聞いてくるだけで基本的にネット以上のアドバイスはありません。メールで済むレベルです。面談は企業側と求職者向けのパフォーマンスです。若手のエージェントは私以上に業界が分かってないので、同世代だから親身になれるとか寝言を聞かされますが信用してはいけません。
また、面談の調整や入社後のフォローがあるとか言われますが、大した事をやってるわけでは無いですし、自分がダブルブッキングや順番に気を付けなければならないのは同じです。
さて、まともなインプットが得られないので、転職でハズレを引かないようにどうしましょうかという事なんですが、下記、私の思うIT業界のいまいちな会社の共通点です。
- 部署名がフワッとしている
会社情報を見ると組織図がある場合がありますが、例えば、”第1事業部”とかで何やってるのかさっぱりな場合は、その組織で会社が何をやりたいのかさっぱりという事です。最低でも公共とか産業とかの言葉が無いとダメです。 - 採用担当者がニヤけている
派遣業者に多いです。笑顔ではなく営業のニヤけ方です。使える人材かどうかよりも、入社してもらいたくて必死です。余程でないと採用するだけで翌月の売上が立ちますので。もし、スキルや人間性を見極めたかったらそういう表情でこちらを見ているはずです。 - 「うちはアットホームで技術力がある!」
いまいちな会社はどこも同じような事を言います。つまり情報量ゼロです。
しかも、アットホームなんて言葉使うと今どき余計怪しまれるのが分かってませんよね。ついでにコミュニケーション能力もそうですが、言葉の定義が曖昧です。私だったら具体的にどうしてそう言えるか確認します。それで適当なこと言ってるか判断できます。 - 求人票が資料としていまいち
誤字脱字がある場合、これはエージェントのミスでもあるんですが、採用担当者もチェックして無いですよね。あと、これは結構ある事ですが、”プロジェクトマネージャー 400万〜”とか相場を無視した記載がありますが、要は候補というだけでオープンポジションという事です。プロジェクトマネージャーは釣りで何も約束されません。会社情報ぐらいしか拾える情報はありませんが、どういう人材が採用したいか明確な企業はこういった状況でも拾える具体的な情報が何か記載されてます。 - 「IPOを予定しているベンチャー企業です!!」
あまり真に受けない方がいいと思います。IPOを予定しながら、何年も燻ってる会社もありますので。調達した資金をどう使いたいか、信用を上げてどうしたいか明確な回答が得られない場合は、カッコつけてるだけです。元エンジニアの社長が親身だとかも余計な話です。技術職と社長職は全く違いますから。金が分からない社長がリスク高い仕事を安価で取ってくるし、銀行員にも舐めれてるとかありそうな気がします。あと、設立から10年経ったベンチャー企業は普通の零細企業です。 - ユーザ系SIer
私の経験上ではどこもイマイチです。技術も資料も感動した事がありません。
運用会社です。親会社の業務理解はありますが、こんなところに入社するとキャリアがロックされてしまいます。また、面白そうな大きなプロジェクトは外部の技術力のある立派な会社が受注するので、あまり成長できそうにないです。運用ばかりで新卒で3年勤めてもSQLすら書けないとかザラです。 - 地方のIT企業
東京と大阪の比較ですが、東京の方が遥かに仕事や人材のレベルが高いと思います。地元ラブなのもいいですが、仕事だけ考えると東京一択です。地方で15年落ちのオンプレをぐちゃぐちゃやるより、仕事が多い東京でクラウドの新規構築をやる機会を増やすべきだと思うんです。エンジニアの単価は地域で変わるというのもあって、人件費削減のために東京の案件が部分的に地方に流れる構図です。PMOとか上流工程だのコンサルだの目指すんだとしたらどちらが有利か明確です。
書き疲れたので、とりあえずここまで。
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