2020年1月11日土曜日

転職エージェントが人を舐めてる件

数ヶ月前、コンサルやってる系外資系IT企業に転職しました。
29歳で3回目の転職です。
年齢の割には転職多いので、厳しい戦いになるかと思いましたが、想定よりは普通に決まりました。

何回か転職して、前職ではいろんな会社に常駐してますから、
年齢の割には、会社の良し悪しとかチームのレベルがある程度予想できると思うんです。
完全に主観ではありますが、第2新卒ぐらいの人向けに少し情報共有したくなりました。


まずはじめに、転職エージェントの求人票の9割はゴミです。
これが転職の多くが斜め下のキャリアパスになる原因です。
ゴミにもいろいろ種類があって、残飯みたいなゴミと、賞味期限切れだけどまだ食えるゴミがあるんですね。

残飯求人っていうのは、みんなのあまりものです。どの残飯も見た目が同じです。あと残飯処理には十分な予算がありません。
採用面接ではどこもにたーっとしながら同じことを言います。
「ここには美味しい肉がありますよ!!」
はい、嘘です。腐った肉か、犬の肉です。万が一、霜降り和牛だったとしても自分の取り分ではありません。
入社後に話が違うって喧嘩したくなりますが、内定通知書などに記載がない可能性が高いので、喧嘩すらまともにできないでしょうね。
こういう会社は人件費より求人にカネをかけてるのか、不自然なくらい転職エージェントが勧めてくる事がありますが、ほっとけばいいです。


賞味期限切れ求人は、現職と同様に賞味期限切れですが、現職と比べても特段悪く見えないので、アリかなって思いがちです。実際入社しても現職と同様に働けます。内定の確度も高いので、回転率上げたい転職エージェントが沢山紹介する種類の求人です。ただし、入社から3ヶ月ぐらいすると前職と同様に消費期限を気にすることになります。


9割のゴミ求人を紹介し迷惑メールしてくる転職エージェントは間違いなく当てにしてはいけません。
大抵のエージェントで入会時に面談が1時間ありますが、希望を聞いてくるだけで基本的にネット以上のアドバイスはありません。メールで済むレベルです。面談は企業側と求職者向けのパフォーマンスです。若手のエージェントは私以上に業界が分かってないので、同世代だから親身になれるとか寝言を聞かされますが信用してはいけません。
また、面談の調整や入社後のフォローがあるとか言われますが、大した事をやってるわけでは無いですし、自分がダブルブッキングや順番に気を付けなければならないのは同じです。


さて、まともなインプットが得られないので、転職でハズレを引かないようにどうしましょうかという事なんですが、下記、私の思うIT業界のいまいちな会社の共通点です。

  1. 部署名がフワッとしている
    会社情報を見ると組織図がある場合がありますが、例えば、”第1事業部”とかで何やってるのかさっぱりな場合は、その組織で会社が何をやりたいのかさっぱりという事です。最低でも公共とか産業とかの言葉が無いとダメです。
  2. 採用担当者がニヤけている
    派遣業者に多いです。笑顔ではなく営業のニヤけ方です。使える人材かどうかよりも、入社してもらいたくて必死です。余程でないと採用するだけで翌月の売上が立ちますので。もし、スキルや人間性を見極めたかったらそういう表情でこちらを見ているはずです。
  3. 「うちはアットホームで技術力がある!」
    いまいちな会社はどこも同じような事を言います。つまり情報量ゼロです。
    しかも、アットホームなんて言葉使うと今どき余計怪しまれるのが分かってませんよね。ついでにコミュニケーション能力もそうですが、言葉の定義が曖昧です。私だったら具体的にどうしてそう言えるか確認します。それで適当なこと言ってるか判断できます。
  4. 求人票が資料としていまいち
    誤字脱字がある場合、これはエージェントのミスでもあるんですが、採用担当者もチェックして無いですよね。あと、これは結構ある事ですが、”プロジェクトマネージャー 400万〜”とか相場を無視した記載がありますが、要は候補というだけでオープンポジションという事です。プロジェクトマネージャーは釣りで何も約束されません。会社情報ぐらいしか拾える情報はありませんが、どういう人材が採用したいか明確な企業はこういった状況でも拾える具体的な情報が何か記載されてます。
  5. 「IPOを予定しているベンチャー企業です!!」
    あまり真に受けない方がいいと思います。IPOを予定しながら、何年も燻ってる会社もありますので。調達した資金をどう使いたいか、信用を上げてどうしたいか明確な回答が得られない場合は、カッコつけてるだけです。元エンジニアの社長が親身だとかも余計な話です。技術職と社長職は全く違いますから。金が分からない社長がリスク高い仕事を安価で取ってくるし、銀行員にも舐めれてるとかありそうな気がします。あと、設立から10年経ったベンチャー企業は普通の零細企業です。
  6. ユーザ系SIer
    私の経験上ではどこもイマイチです。技術も資料も感動した事がありません。
    運用会社です。親会社の業務理解はありますが、こんなところに入社するとキャリアがロックされてしまいます。また、面白そうな大きなプロジェクトは外部の技術力のある立派な会社が受注するので、あまり成長できそうにないです。運用ばかりで新卒で3年勤めてもSQLすら書けないとかザラです。
  7. 地方のIT企業
    東京と大阪の比較ですが、東京の方が遥かに仕事や人材のレベルが高いと思います。地元ラブなのもいいですが、仕事だけ考えると東京一択です。地方で15年落ちのオンプレをぐちゃぐちゃやるより、仕事が多い東京でクラウドの新規構築をやる機会を増やすべきだと思うんです。エンジニアの単価は地域で変わるというのもあって、人件費削減のために東京の案件が部分的に地方に流れる構図です。PMOとか上流工程だのコンサルだの目指すんだとしたらどちらが有利か明確です。

書き疲れたので、とりあえずここまで。







2018年10月7日日曜日

XAMPPの設定でやるべきことのメモ

XAMPPではオールインワンで便利だけど、ちょっと設定がいるのでメモ。

①MySQLのパスを通す

②MySQLのrootユーザのパスワードの設定
  mysqladmin -u root PASSWORD [パスワード]

ちなみにこの状態で、XAMPP Control PanelにあるMySQLのAdminを起動させると、
「MySQL サーバに接続しようとしましたが拒否されました。config.inc.php のホスト、ユーザ名、パスワードが MySQL サーバの管理者から与えられた情報と一致するか確認してください」

と怒られる。これを回避するには、
C:\xampp\phpMyAdmin\config.inc.php
21行目 $cfg['Servers'][$i]['password'] = '[パスワード]';
を設定する必要がある。

③あとMySQLの文字コードをUTF-8にしたいときは、
C:\xampp\mysql\bin\my.ini
151行目
## UTF 8 Settings
init-connect=\'SET NAMES utf8\'
collation_server=utf8_unicode_ci
character_set_server=utf8
skip-character-set-client-handshake
character_sets-dir="C:/xampp/mysql/share/charsets"

このあたりの'#'を削除すると設定が完了する模様

2018年9月4日火曜日

ノートなLenovoのCPUを交換してみた

レノボのG580のCPUを交換してみました。

もともとはCeleronだったんですが、Core i7-2670QMを入れました。

このPCは以前にも

メモリ 4GB ⇒ 8GB
ディスク HDD ⇒ SSD

というように変更してみましたが、最も効果があったのはSSDでした。
とはいうものの、重たいプログラムではやっぱりCore i7は早くていいですね。

今回はG580はCPUの交換の様子を紹介します。

はじめに裏にあるロックを解除して、バッテリーを外します。

ねじを外します。

1つねじを外すとドライブがスライドできるので、外しておきます。

キーボードはマイナスドライバーでこじると外れました。
結構大変でしたが、右上から左上に進めていくとやりやすいかも。

キーボードの配線はつながっている黒の部品を立てると簡単に外れます。

ねじを外していきます。

中央のネジがシールで隠されているはずですが、なぜか初めからずれていました(笑)

マザーボード外すために、この2つの配線を外しておきます。

こっちも外しておきます。

ボディーを外しました。これも大変。マイナスドライバーで丁寧に外します。

裏返して、ネジをとってスライドさせるとSSDが外れます。

この部品も外しておきます。

ネジをいくつか外すとマザーボードが外れます。

CPUを覆っている3つのネジを外します。

黒のネジを回すとロックが外れます。

左がCore i7、右がCeleron。


CPUを外すとこんな感じです。


グリスを塗ります。


あとは手順を逆にして組み立てれば完了!!

2018年8月18日土曜日

MacのIDLEのスクロールがおかしい時の対処法

IDLEでファイルを開いてスクロールしようとするとスクロールが下にばかり行ってしまいました。

これはバグだわと思い、ネットで対策を調べて見ました。

バグ管理しているサイト(https://bugs.python.org)
のIssue34047に解決策がありましたので、試して見ました。

直すファイルは
/Library/Frameworks/Python.framework/Versions/3.7/lib/python3.7/idlelib/editor.py
らしいです。



461から462行目を修正します。カッコを追加するだけです。

修正前
up = {EventType.MouseWheel: event.delta >= 0 == darwin,
EventType.Button: event.num == 4}

修正後
up = {EventType.MouseWheel: (event.delta >= 0) == darwin,
EventType.Button: (event.num == 4)}



全く時代と空気を読まない修正ですが、コミットしないしいいよね。。。

再起動させたら治りましたー!!

MacのIDLEに日本語が入力できない件

今更気づきましたが、IDLEで日本語が入力できませんでした。

そういえばワーニング出てたなー
"WARNING: The version of Tcl/Tk (8.5.9) in use may be unstable.
Visit http://www.python.org/download/mac/tcltk/ for current information."



めんどくさいのでそっと閉じてましたが、対応することにしました。
サイトを見にいけってことなので、見に行きました。

今の環境は
Python 3.6.5
Tcl/Tk 8.5.9


今の最新版で正常に動くのは
Python 3.7.0
Tcl/Tk 8.6.8

とのことなので、両方バージョンアップすることにしました。

"macOS 64-bit installer"をインストールして見ました。

ちゃんとPython 3.7.0とTcl/Tk 8.6をインストールするって書いてますね。


インストールできました。

警告も表示されなくなったし、ハローワールドが表示されました。

2018年8月5日日曜日

Oracle Database(12c)をWindowsにインストールした件

データベースを入れてないのに気付いてしまったのでインストールすることにしました。
なんでもいいけど、何となくOracleにします。

久しぶりに迷路のようなOracleのHPに訪れてビックリ。
新しいのが出てる。
11g ー>12cー>18c

13はどこ行った?
はい、分かりましたよ!!
西暦に合わせて、絶え間なき陳腐化をアピールしよって魂胆ですね。

・・・さて、はじめますか。
今回はOracle Database 12c Release 2をインストールします。(ユーザ登録が必要!!)
ついでにOracle SQL Developerも軽く設定しときます。

winx64_12201_database.zipをダウンロードして、ZIPを解凍します。

winx64_12201_database\database\setup.exe を実行します。

セキュリティ・アップデートのチェックを外します。


[はい]をクリック

データベースの作成および構成を選択して、[次へ]をクリック

デスクトップを選択して、[次へ]をクリック

Windows組込みアカウントを選択して、[次へ]をクリック

[はい]をクリック

インストールする場所を設定する。
Program FilesとかUsersはやめておく方が無難。パスに日本語が含まれるのも危険。(らしい)

[インストール]をクリック


インストールが始まる・・・

ファイアウォールの警告が出たら、アクセスを許可する。
そして待つ・・・

進捗が70%の時が、とても長い。。。
でも、一応完了する。



次はちょっとだけOracle SQL Developerを設定します。
スタートボタンに出てくるのですぐ見つかりますが、パスはこちら
C:\oracle\product\12.2.0\dbhome_1\sqldeveloper\sqldeveloper\bin\sqldeveloperW.exe

起動しました。

左上のプラスボタンから接続します。

こんな風に入力。接続名は適当でOKです。
パスワードはインストールの時に決めたの同じでOK

ユーザの一覧を表示してみました。

2018年7月29日日曜日

データベースにNULLがあったらなんか悪いの?な件

ちなみに私は全くNULLがないデータベースを見たことはありません。
それが課題だという認識を持ってるチームも見たことありません。
一方で、NULLだらけのテーブルは山ほど見ました。
なのに、NULLはだめでしょ。っていう意見も多いようなので調べてみました。


【そもそもNULLって何か?】
1.「値が不明」、「値がない」状態を示すための目印。
2.どのようなデータ型でもNULLをとり得る。
3.プログラミング言語のNULLポインタとは別物。
4.値ではない。


【NULLの弊害】
1.NULL様専用に条件の記述が必要
 「NULL + 10」も「NULL < 10」も、「NULL || '10'」も全部NULLになるので
 「SELECT name FROM member WHERE branch <> 10 OR branch IS NULL」
 のように書くことが増えます。

2.実行計画の最適化が難しくなる
 要するにオプティマイザのパフォーマンスが悪くなるということ。


【え、それだけ?】
アクセスが多いシステムでもないし、システム改修のときは、NULLを覚悟で既存のテーブルに項目追加する方が楽だね。ってなるのはわかるような気がします。


【理想と乖離する根本原因】
WBSしか興味ないPMと、工学的な意味でシステムがわかってないSEと、訳も分からず派遣された若手の下請けPGの組み合わせでは、わざわざ影響調査してデータベースとプログラムをリファクタリングしてNULLを撲滅しましょうっていう話にはならないでしょうね。動けばいいんです。